ナッジ理論とは?個人でも中小企業でも使える行動理論

ナッジ理論とは 新着

TVでも紹介されていたノーベル経済学理論のナッジ理論は、人々の行動を強制や制限ではなく、さりげなく望ましい方向へ誘導する手法です。

ナッジ理論の主要な特徴を説明します。

個人でも中小企業でも使えるので、日常や仕事にもぜひ取り入れたいですね。

ナッジ理論の基本概念

ナッジ(nudge)とは英語で「軽くひじでつつく」「そっと背中を押す」という意味です

この理論は、人間の心理や行動パターンを利用して、自発的によりよい選択をするよう促します。

主な特徴

  • 強制や罰則を用いない
  • 無意識下に働きかける
  • 選択の自由を保持する
  • コストをかけずに実行可能

ナッジ理論のPDFの参考資料

(厚生労働省)ナッジ理論で受診率向上施策ハンドブック

オールカラーで見やすいです

出典:厚生労働省ウェブサイト

www.mhlw.go.jp/content/10901000/000500407.pdf

その他はこちら

 

ナッジ理論の基本原則

ナッジ理論を効果的に活用するための「NUDGES」と呼ばれる6つの基本原則があります

  1. インセンティブ(iNcentives)
  2. マッピングを理解する(Understanding mappings)
  3. デフォルト(Defaults)
  4. フィードバックを与える(Give feedback)
  5. エラーを予期する(Expect error)
  6. 複雑な選択を体系化(Structure complex choices)

効果的なナッジの設計

イギリス政府が開発した「EAST」フレームワークは、効果的なナッジを設計する際に役立ちます

  • Easy(簡単・簡潔): シンプルなメッセージ、手間の少ない設計
  • Attractive(魅力的): 金銭以外の報酬、ポイント制度の活用
  • Social(社会性): 社会規範の提示
  • Timely(タイムリー): 適切なタイミングでの情報提供

 

ナッジ理論の事例

環境省の「社会の課題解決のために行動科学を活用した取組事例 (2)」より、
内容は同じなのですが、AパターンとBパターンで送付したところ受診率が

22.7%から29.9%にアップしました。

出典:環境省「社会の課題解決のために行動科学を活用した取組事例. (2)健康・医療分野(がん検診受診率改善)東京都八王子市/(株)キャンサースキャンの取組」

環境省「社会の課題解決のために行動科学を活用した取組事例. (2)健康・医療分野(がん検診受診率改善)東京都八王子市/(株)キャンサースキャンの取組」の資料

www.env.go.jp/content/900447872.pdf

その他はこちら

 

参考の書籍紹介

行動経済学が最強の学問である

ビジネスパーソンのための使える行動経済学~ナッジ理論で人と組織が変わる

プロフィール

MIYUKI
こんにちは、三重県四日市出身です。ネットショップやWordPressなどの制作やコンサルやセミナー講師等で教えています。このブログは最近雑多になってしまったため、備忘録として色々書いています。
■ はっちゃんセミナー
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