初めてのヨット体験で必要な持ち物ガイド
「ヨットって何を持っていけばいいの?」
初めてヨットに乗る方から、よく聞かれる質問です。
ヨットは、想像以上に「濡れる・風が強い・揺れる」アウトドアスポーツです。ただ、最初にポイントを押さえておけば、初心者でも安心して楽しめます。
この記事では、初めてヨットを体験する方向けに、実際に役立つ持ち物や服装、知っておくと安心なポイントをまとめました。
まず最初に:ヨットは「海のアウトドア」
ヨットというと、優雅なクルージングを想像する方も多いかもしれません。
しかし実際は、風を受けたり、海水がかかったり、船が傾いたり、ロープを引いたりと、意外と体を使います。
ただし、映画のように海へ落ちることは基本的にはほとんどありません。ペンギンのように水に飛び込むスポーツではないので、初めての方も安心してください。
初心者ヨットの基本持ち物リスト
ライフジャケット
ヨットでは、必ずライフジャケットを着用します。
日本では、サクラマーク付きのライフジャケットを使用するケースが多いです。船側で貸してもらえることもありますが、事前に確認しておきましょう。
グローブ(手袋)
ヨットではロープを強く引く場面が多く、素手だと手が痛くなったり、摩擦で皮がむけてしまうことがあります。
そのため、ヨット用グローブや作業用手袋を用意しておくと安心です。
↑ヨット用のGillのグローブです。6,820円(税620円)です。
↑ヘリーハンセンのグローブです
最初はヘリーハンセンやGillのような高価な専用品でなくても問題ありません。
滑り止め付きの作業用グローブでも十分役立ちます。
ただし、濡れることが多いため、乾きやすく動きやすいものがおすすめです。
膝当て
初心者が意外と驚くのが、膝への負担です。
ヨットではデッキに膝をつく場面が多く、たくさん青あざになります。
女性だとスタートを履くと結構青タンが目立つので必須アイテムです。
有名なものでは、Gill(ギル)のマリンスポーツ用膝パッドなどがありますが、価格が1万円以上するものもあります。
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最初から高価な専用品をそろえる必要はありません。まずはAmazonなどで購入できる安価な膝パッドでも十分役立ちます。
↑ これだと1,690円(税込)
マリンシューズまたは防水シューズ
専用のマリンシューズは便利ですが、初心者のうちは防水シューズでも大丈夫です。
ただし、船のオーナーによっては、黒いゴム底の靴がNGの場合があります。
黒いソールは、船の白いデッキに擦れて黒い跡が付いてしまうことがあるためです。
できれば、白や飴色のソール、またはノンマーキングソールの靴を選ぶと安心です。
酔い止め薬
念のため、乗り物酔いの薬も持参しましょう。
普段は乗り物酔いしない方でも、海の揺れは別です。
心配な方は、出港前に飲んでおくと安心です。
サングラスと帽子
海の上は日差しが強く、海面からの照り返しもあります。
そのため、サングラスと帽子は必須です。
ただし、海の上は風が強いため、そのままだと飛ばされてしまうことがあります。
サングラスストラップや帽子クリップ、あご紐付きの帽子などを使い、風で飛ばないようにしておきましょう。100円ショップで買えるものでも十分です。
日焼け対策グッズ
海の紫外線はかなり強いです。
日焼けしたくない方は、日焼け止めに加えて、フェイスカバー、ネックガード、アームカバーなどを用意しておくと安心です。
飲み物
一度船で海に出ると、思った以上に喉が渇きます。
風を浴びているだけでも体力を使うため、水やスポーツドリンクなどの飲み物は必ず持参しましょう。
特に夏場は多めに持っていくのがおすすめです。
レインウェア
ヨット専用ウエアもありますが、かなり高価なので、カッパやレインウェアでもOKです。
カッパの場合、引っかかって危ないため丈が長いのはNGです。(ポンチョみたいな)
ヨット専用のウェアは高価なものが多いため、初心者のうちはワークマンのレインウェア、登山用の防水ウェア、防水ジャケットなどでも大丈夫です。
海水のしぶきや急な天候の変化に備えて、濡れても大丈夫な服装を意識しましょう。
ヨット用品をお得にそろえる方法
ヨット用品は、専用品になるとどうしても価格が高くなりがちです。
そのため、最初から定価で全部そろえる必要はありません。
お得に購入する方法としては、ボートショーなどのイベントで、メーカーがセール販売しているタイミングを狙うのがおすすめです。
また、アウトレット品を扱っているショップでは、型落ちモデルなどを安く購入できることがあります。
初心者のうちは、まず必要最低限のものからそろえていくのがおすすめです。
マリン業界国内最大級イベント「ジャパン インターナショナルボートショー 2026」| 【公式】横浜市観光情報サイト
着替え・替えの靴下
レースに出る場合、ヨットの縁に座って足を外に出し、体重をかけることがあります。
その際、足が海に触れたり、水しぶきを浴びたりして、靴や靴下がかなり濡れることがあります。
替えの靴下、タオル、着替えを持っていくと安心です。
海水が付いたものは、帰宅後に必ず水で洗い流しましょう。塩が残ると傷みやすくなります。
↓レース中で風があると結構傾きますので
滑りにくい靴を履くのも重要です。

引用:バルクヘッドマガジン-世界のヨットレース、セーリングニュース&コラム
↓記事はこちら
ヨットレース繁盛記・寒くてもヨットだホイ世界のヨットレース、セーリングニュース & コラム
冬の防寒グッズ
冬の海の上は、陸上よりも寒く感じます。
ただし、動いて暑くなることもあるため、温度調整しやすい服装が大切です。
ダウンベスト(おすすめ)、カイロ、重ね着できるウェアなどを用意しておくと便利です。
トイレ事情について
初心者の方が意外と気になるのが、船のトイレです。
多くのヨットにはトイレがありますので、基本的には船内のトイレを使うことができます。
ただし、レース中は状況によって使いにくい場合があります。たとえば、ジブという帆を一時的にトイレ付近に入れることがあり、その間はトイレとして使えないこともあります。
また、長時間のレースでは、車でいうハンドルを握る役割のヘルム担当者が、持ち場を離れられないこともあります。
そのため、場合によっては大人用紙おむつを使用してレースに出る方もいます。
食べ物・飲み物の持ち込みマナー
食べ物は片手で食べられるものがおすすめ
クルージングや持ち寄りの場合、食べ物はワンフィンガーで食べられるものがおすすめです。
サンドイッチ、おにぎり、小分けのお菓子など、片手で食べやすいものが向いています。
赤ワインは避ける
お酒を持参する場合、赤ワインは避けたほうが無難です。
理由は、こぼしたときに白い船のデッキが汚れてしまうからです。
ワインを持っていく場合は、白ワインのほうが安心です。
ヨット用語を少し覚えておくと安心
ヨットでは、専門用語が多く使われます。
現場では、ジブ、ヘルム、タック、シートなどの言葉が普通に出てきます。
初めてだと急に言われても分からなくなることがあるため、事前に基本的な用語だけでも見ておくと安心です。
ヨットによって艤装やルールは少しずつ違う
ヨットは、船によって艤装(ぎそう/セッティングや準備)の仕方がかなり違います。
基本的な考え方や操作方法の大枠は共通していますが、実際には、
- ロープの配置
- 艤装の手順
- 座る位置
- 担当する役割
- 荷物を置く場所
- 船内ルール
などが、船ごとに違うことがあります。
そのため、別の船に乗ると「前に乗ったヨットと全然違う」と感じることも珍しくありません。
特に初心者のうちは、「前はこうだったのに」と考えすぎず、「この船はこういう仕様なんだ」と覚える意識が大切です。
ヨットは、オーナーさんやチームごとにやり方や文化が違うことも多いため、最初に説明をしっかり聞いて、その船のルールに合わせるようにしましょう。
分からないことがあれば、遠慮せずにその都度聞くのがおすすめです。
ハーバーによって出港方法も違う
ヨットは、ハーバーによって出港までの流れもかなり違います。
たとえば、船を陸上に保管しているハーバーでは、出港前に船を海へ降ろす作業があります。
「じゃあ船を出すぞ」となったら、まず船をポンツーン(浮き桟橋)まで運び、そこから出港準備をする場合があります。
横浜市民ヨットハーバーなどは、このようなスタイルです。
一方で、船が最初から海上に係留されているハーバーもあります。
さらに、逗子マリーナのように、係留や出港準備を全てハーバー側が対応してくれるタイプもあります。この場合は、
そのため、
- どこに船が置かれているか
- 出港までに何をするか
- 誰が準備をするか
などは、ハーバーによってかなり違います。
初心者のうちは、「ヨットは全部同じ流れ」と思わず、「このハーバーはこういう運用なんだ」と覚えていくと分かりやすいです。
ヨットによって必要なロープワークも変わる
ヨットは、保管方法や運用方法によって、必要になる作業も変わります。
たとえば、普段から陸上に上架して保管しているタイプのヨットの場合、頻繁に着岸する機会が少ないことがあります。
そのため、船を岸に固定するための「クリート結び」を、クルー全員があまり使わないケースもあります。
一方で、海上係留が中心のヨットでは、着岸や離岸を頻繁に行うため、クリート結びが必須になることもあります。
「フェンダー」も同様です。着岸や停留をあまり行わない船の場合は、使う機会が少ないことがあります
※船のヘリにつけるクッション材は、「フェンダー」と呼ばれます。
着岸時や横付けの際に、船体が岸壁や他の船に直接ぶつからないようにするための重要な装備です。
参考サイト・参考書籍
ヨットやボートについて詳しく知りたい方は、専門メディアや書籍を見るのもおすすめです。
- ヨット・ボート専門誌「Kazi(舵)」
www.kazi.co.jp/
初心者向けの情報から、レース、クルージング、艤装、メンテナンスまで幅広く掲載されています。
ハーバーサイト
● 横浜市民ヨットハーバ公式ページ
● 逗子マリーナヨットクラブ
zmyc.org/
● 湘南レース | イベント【公式】リビエラシーボニアマリーナ リビエラグループ www.riviera.co.jp/service/marina/event/shonan-race/
まとめ
初心者のうちは、最初から高価なヨット用品をそろえる必要はありません。
まずは、濡れても大丈夫な服装、動きやすさ、日焼け対策、酔い対策を意識すれば十分です。ワークマンがおすすめですよ、
ゴルフや登山をする方はそれで使えるものは使ってOKです。
海の上で風を使って走るヨットは、想像以上に気持ちのいい体験です。
しっかり準備をして、安全第一でヨットを楽しみましょう!
プロフィール
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こんにちは、三重県四日市出身です。ネットショップやWordPressなどの制作やコンサルやセミナー講師等で教えています。このブログは最近雑多になってしまったため、備忘録として色々書いています。
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