OOHマーケティング・OOH広告についてまとめ

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最近、聞く機会が増えた、OOH（Out-of-Home）マーケティングについて紹介します。

OOHマーケティングとは

OOHマーケティングとは、家庭の外で消費者にリーチするための広告戦略のことを指します。OOHマーケティングの主な手段としては、ビルボード、交通機関、公共の場所（公園、モール、ビーチなど）に設置された広告があります。

OOHマーケティングは消費者の日常のルーチンの一部となることで、ブランド認知度を高めることが可能です。特に都市部や交通量の多い地域では、一日中何千もの視覚刺激を提供することができます。

OOHマーケティングは非常に多様な形で行われており、広告主の独自性や創造性が問われる分野のため、国内外の事例をいくつか紹介します。

OOHマーケティングの国内の事例

  1. ユニクロ: ユニクロは、OOH広告において頻繁に取り組んでいます。例えば、新製品や季節商品を宣伝するために、東京や大阪の主要駅に大型のビルボード広告を掲示しています。
  2. メルカリ: メルカリは、「新生活をはじめよう」キャンペーンで、全国の主要駅に大型ビジョン広告を掲示しました。さらに、デジタルOOHを活用して、駅のデジタルサイネージや電車内のディスプレイで広告を展開しました。
  3. コカ・コーラ: コカ・コーラは、自動販売機でのOOH広告に力を入れています。例えば、「Happiness is Movement」キャンペーンでは、自動販売機にインタラクティブなディスプレイを設置し、消費者がダンスをすると無料でコカ・コーラを提供するという取り組みを行いました。
  4. キリンビール: キリンビールは、一番搾りの新商品を宣伝するために、銀座駅などの主要駅に大型のビジョン広告を設置しました。さらに、QRコードを活用し、消費者がスマートフォンでQRコードを読み取ると、商品に関する詳細情報を提供するなど、インタラクティブな体験を提供しました。

OOHマーケティングの海外の事例

  1. コカ・コーラ: 2012年のロンドンオリンピックでは、コカ・コーラは大型ビジョン広告を活用しました。このビジョン広告では、ソーシャルメディアから収集した画像をリアルタイムで表示し、観衆とのインタラクティブな体験を提供しました。
  2. スペンサーズ・ギフト: アメリカの小売業者スペンサーズ・ギフトは、ハロウィーンシーズンに、大都市のビルボードを利用して大々的なOOH広告を行いました。これにより、ハロウィンに関連する商品の売上を大幅に向上させました。
  3. ブリティッシュ・エアウェイズ: 英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは、「#lookup」キャンペーンというデジタルOOH広告を展開しました。このキャンペーンでは、ビルボードが実際に空を飛んでいる航空機を認識し、その情報をディスプレイに表示するという、技術的にも非常に先進的な取り組みを行いました。
  4. McDonald’s: マクドナルドは、多数の国と地域でOOH広告を実施しています。特に有名なのは、道路沿いの大型ビルボードを活用した広告で、矢印とともにマクドナルドへの道順を示すなど、消費者の注意を引く工夫がされています。

 

デジタルOOH（DOOH）マーケティングの登場

さらに、デジタル技術の進歩により、デジタルOOH（DOOH）マーケティングも増加しています。これには、デジタルビルボード、インタラクティブなキオスク、スクリーンのある公共交通機関などが含まれます。デジタル化により、広告はターゲットオーディエンスや特定の時間帯に合わせてカスタマイズすることが可能となり、広告の効果を最大化することができます。

また、近年ではスマートフォンとの連携を強化することで、OOH広告がインタラクティブなエクスペリエンスを提供し、消費者の直接的な行動を喚起するための手段となることもあります。これには、QRコードのスキャン、広告の拡張現実（AR）体験、広告と連動したモバイルアプリへのリダイレクトなどがあります。

これらの手法を通じて、OOHマーケティングはブランドの認知度を高め、複数のメディアをミックスすることでリアル＋ウェブ＋アルファで、集客やブランディングに効果のある手法です。

参考サイト

ユニクロUTがコンセプト刷新、グローバルOOHで「カルチャーとの共存」宣言
AdverTimes.（アドタイ） by 宣伝会議
www.advertimes.com/20230627/article424652/

古くて新しいOOHが、マーケティングの未来を創る
ウェブ電通報
dentsu-ho.com/articles/5404

OOHマーケティング広告（Out Of Home広告）
ooh-marketing.com/

 

世界で有名なOOH（Out-of-Home）広告会社

  1. JCDecaux: 世界最大のOOH広告会社で、さまざまな形式のOOH広告を提供しています。
  2. Clear Channel Outdoor: 多様なOOH広告ソリューションを提供しており、世界中で展開しています。
  3. Lamar Advertising Company: 米国を中心に展開している大規模なOOH広告会社で、デジタルビルボードや交通広告などを提供しています。
  4. Outfront Media: 米国とカナダでOOH広告を展開している会社で、トランジット、ビルボード、デジタルディスプレイなどの広告を提供しています。
  5. Exterion Media: ヨーロッパを中心に展開しているOOH広告会社で、公共交通機関や小売店などでの広告を提供しています。

 

世界で有名なOOH広告とメディアミックスをしているマーケティング会社

世界で有名なOOH（Out-of-Home）広告を提供しつつ、メディアミックスにも展開しているマーケティング会社紹介します。

  1. Omnicom Media Group: メディアプランニングとバイイング、デジタルマーケティング、OOH広告などの全方位的なマーケティングソリューションを提供する大手マーケティング会社です。
  2. WPP: 広告・マーケティング業界の大手で、広範なサービスを提供しています。その中には、デジタルマーケティングやOOH広告、さらにはデータ解析やメディアプランニングなども含まれます。
  3. Publicis Groupe: 世界中に拠点を持ち、デジタルマーケティングやメディアプランニング、クリエイティブ制作、そしてOOH広告などを手掛けている広告会社です。
  4. Dentsu: 世界的な広告・マーケティング会社であり、デジタルマーケティング、テレビ広告、プリントメディア、そしてOOH広告まで、幅広い広告・マーケティングサービスを提供しています。

これらの会社はすべて、広範なマーケティングソリューションを提供しており、メディアミックスを取り入れています。

プロフィール

MIYUKI
こんにちは、三重県四日市出身です。ネットショップやWordPressなどの制作やコンサルやセミナー講師等で教えています。このブログは最近雑多になってしまったため、備忘録として色々書いています。
■　はっちゃんセミナー
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