フィンテック(FinTech)とは、事例などわかりやすく解説します。

FinTech(フィンテック)

2年ほど前からよく聞かれるフィンテック(FinTech)について、

専門家向けではなく、一般の方向けにわかりやすく解説しようと思います。

私も去年(2015年)に三菱東京UFJ主催のフィンテックのコンテストに参加し

2月からはじまり、4月一次審査(書類)、5月二次審査(面接)、最後に6月デモデイとして最終4社まで残りましたが、無料会計ツールの「freee(フリー)」さんに負けてしまいました(^_^;)

【参考記事】Fintech Challenge 2015の決勝戦のデモデイに参加、三菱東京UFJ銀行主催のフィンテックのコンテスト

自分の中では、「フィンテック」というキーワードはメジャーになっていますが、まだまだこれからなキーワードだと思いますし

今年、2016年はよく目にするキーワードになってくるとおもいますので

わかりやすく紹介しようと思います。

フィンテックって、どういう意味なの

フィンテックって、どういう意味なの?

フィンテックの言葉の意味にについて、説明します。

フィンテック(FinTech)を初めて聞いたという方が多いと思いますが、フィンテックは造語で

ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せたものです。

フィンテックは造語

日本語で言えば、「金融IT」や「金融テクノロジー」と表現されています。

じゃあ、それでいいやん!って思いますが、フィンテックは日本だけでなく、世界でもFinTechは、使われている単語のため、世界共通語として日本でも「フィンテック」を使うようになりました。

それに、フィンテックの方が、ちょっとかっこいいですものね(笑)

フィンテックという言葉は、金融にIT技術を活用したものなので、

直接こうだというものがわかりにくいかもしれません。

フィンテック企業について

IT企業のような使い方で、フィンテックに関係している金融ITのベンチャー企業のことを

フィンテック企業と呼びます。

フィンテック企業で働くゼッタ君

「ITってどういう意味?」と聞かれて具体的に答えられないように、「フィンテック」も

金融テクノロジーという意味あいですので、漠然としていてもOKです!

ちなみに、私も所蔵している「カレンシーポート株式会社」もフィンテック企業ですよ!

フィンテックっていつから使われている言葉なの?

フィンテックっていつから使われている言葉なの?

私は、2014年くらいに知って、周りでもよく聞くな~と感じたのが2015年です。

正確には,アメリカでは2008年あたりから使用されています。

米国での「FinTech」での検索ワード推移

日本では、2014年に、メディアが「フィンテック」という単語を初めて使っています。

日本での「フィンテック」キーワード推移

フィンテックの事例紹介

決済系事例

● iPhoneやAndroid端末の携帯に専用のカートリッジを取り付けるだけでクレジットカードで決済が出来るサービス

● 店舗でのクレジットカード決済時に、今までのような数十万する決済端末を導入せずに、安価に決済ができるサービス

● 小さな端末で電場を発している安価なビーコン(Beacon)を使って、入店時や退店時に自動で決済を行うサービス

● クレジットカードを枚で複数のブランド(VISA・MASTERなど)で利用できるサービス

● クレジットカード決済機能をウェブサイトに簡単に付けられるサービス

マルチカレンシー系事例(複数の通貨での決済・両替)

● 弊社でも対応している、複数通貨での決済サービス、お客様が外国人でも自由な通貨で支払いができ、お店側は好きな通貨(一般的な日本円)で受け取れるサービス

● 仮想通貨のビットコインやリップルでの決済に対応するサービス

お財布携帯サービス事例

● スマホで利用できるおサイフケータイサービス

● ポイントや電子スタンプ、スタンプラリーとお財布を連動するサービス

送金サービス系事例

● 個人間の送金をスマホだけでできるサービス

● 個人間の送金をリアルタイムにできるサービス

家計簿・資産管理・会計なサービス事例

● 銀行口座と会計簿や帳簿が連動したクラウドサービス

● 領収書や請求書を読み取って、自動的に入力できるクラウドサービス

ネット小口融資サービス事例

● インターネットでお金を借りたい人と貸す人をマッチングするサービス。

仮想通貨サービス事例

● ビットコイン・リップルの取引所の提供

など、事例は出せばキリがないので、このあたりにしておきますね。

また別の機会に別で記事を書ければなと思います。

フィンテック企業が気をつけるべき法律について

フィンテックのベンチャー企業にとって、気をつけなければいけないのが法律です。

資金決済法

サービスサイトで使用可能な仮想通貨やポイントを導入する場合に知っておかなければならないのは、資金決済法という法律です。

あと、個人間の送金などのサービスを行う場合には、金融庁へ資金移動業の届け出も必要です。

ただ、ベンチャー企業には、この資金移動業の届け出などで条件を満たすのが結構大変で、

事務所についても制限があるため弊社(カレンシーポート)も苦労して今は、

電通国際情報サービス(ISID)さんのご協力で、東京銀行協会ビルに移転しました。

このあたりも長くなりそうなので、また別で記事を書いてみようと思います。

フィンテック関連のイベント紹介

● 2015年 三菱東京UFJ銀行主催のコンテスト「Fintech Challenge 2015
このイベントに参加した記事は、こちら

● 2015年 富士通が約100社の金融機関、Fintech企業が参加するコンソーシアム「Financial Innovation For Japan」を設立
あ、100社に選ばれてこのイベントに参加した時のブログ書き忘れているな~(^_^;)

● 2015年「API Meetup Tokyo #8 ~FinTechとAPI~」ミートアップ

● 2016年 「フィンテック、金融業界へのインパクトとベンチャー企業」 セミナー

他にも、フィンテックハッカソンや関連のブロックチェーンセミナーなど色々あった2015年でした、また別で「ブロックチェーン」も記事で書いてみますね。

私もメンバーのフィンテック企業の「カレンシーポート株式会社」は、

以前、「PONQ(ポンク)」という社名で色々なフィンテックイベントに参加させていただきましたが

銀行さんからのご質問やお問い合わせやとても多く、彼らもフィンテックを社内でも取り入れていこうという動きになってきたのだとおもいます。

今年の注目ワード「フィンテック」

今年2016年は、フィンテックが急成長する年になっていきます。

新しい金融サービスをITのチカラで、もりあげていきたいですね。

プロフィール

MIYUKI
こんにちは、三重県四日市出身です。ネットショップやWordPressなどの制作やコンサルやセミナー講師等で教えています。このブログは最近雑多になってしまったため、備忘録として色々書いています。
■ はっちゃんセミナー
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